朝ドラで再注目!小泉八雲と焼津
2025年10月14日
こんにちは、不動産の39 松浦です🐰
毎朝起きて、朝ドラを見るのが私の日課です。
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』、みなさんご覧になっていますか?
明治時代、異国から日本にやってきた作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、
その妻・セツをモデルにした物語で、文化の違いや人々の暮らし、怪談の世界が描かれ、話題になっています。
実はこの小泉八雲、静岡県焼津市ととても深いご縁がある人物なんです。
今回は、ドラマをきっかけに改めて知っておきたい、八雲と焼津の歴史、そしてゆかりの観光スポットをご紹介します!
🧔 小泉八雲とは
小泉八雲(こいずみ やくも/本名:パトリック・ラフカディオ・ハーン)は、ギリシャ生まれ・アイルランド育ちの文豪です。
来日後、日本に帰化して「小泉八雲」と名乗り、日本各地を旅しながら数々の名作を残しました。
代表作には『怪談』『知られぬ日本の面影』などがあり、日本の文化や人々の暮らしを、独自の視点で海外に紹介した人物として知られています。
🏖 焼津との出会いと「避暑の家」
八雲が焼津を初めて訪れたのは1897年(明治30年)の夏。
当初は浜松・舞阪の海を訪れましたが、海が遠浅で泳ぐには物足りず…そこで辿り着いたのが、波が荒く男らしい海として知られる焼津海岸でした。
以来、1904年までの毎年夏、八雲は焼津を訪れ、魚屋・山口乙吉の家の2階を借りて避暑を楽しみました。
この建物は「小泉八雲避暑の家」として知られ、明治期の町家建築の趣が残る貴重な文化財です。
現在は「明治村(愛知県犬山市)」に移築・保存されていますが、もともとは焼津市城之腰にありました。
焼津の海や町の風景を八雲はこよなく愛し、多くの文章やスケッチを残しています。彼が焼津を描写した文には、
海の荒々しさや町の人々の素朴な暮らしへの深い愛情が感じられます。
🏛 焼津小泉八雲記念館
焼津市文化センター内にある「焼津小泉八雲記念館」では、八雲の生涯や作品、焼津での滞在の様子を資料や展示で紹介しています。
ここでは八雲が焼津で過ごした夏の記録や、地元の人々との交流の様子も知ることができ、文学ファンだけでなく、観光の立ち寄りスポットとしてもおすすめです。
📍 所在地:静岡県焼津市三ケ名1550(焼津市文化センター内)
🕒 開館時間:9:00〜17:00(休館日:月曜・祝日の翌日)
💰 入館料:無料
👉 焼津小泉八雲記念館公式サイト
焼津には、八雲ゆかりのスポットを巡る散策マップもあり、海沿いや町なかを歩きながら、当時の面影を感じられます。
観光協会では「小泉八雲ゆかりの地・ドライブスタンプラリー」なども開催されており、歴史好き・文学好きはもちろん、家族連れにも人気のコースです。
🔸 焼津港から海沿いの遊歩道を歩くと、八雲が愛した焼津の海を体感できます。
🔸 地元の魚屋や商店をのぞきながら、当時の暮らしに思いを馳せるのも楽しいですよ。
✍️ まとめ
朝ドラ『ばけばけ』をきっかけに、小泉八雲の生涯や焼津との関係に興味を持つ方が増えています。
地元・焼津には、文豪が愛した風景や建物が今も息づいており、ドラマの世界を現地で感じる旅ができます。
週末のおでかけや観光ルートに、ぜひ「小泉八雲ゆかりの焼津散歩」を加えてみてはいかがでしょうか?
